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ベルリンでScala Meetupを開催しました!

こんにちは! Fringeのエンジニアの藤野です。

今回ベルリンでScala Meetupを開催しましたので、開催レポートとベルリンのScala事情について紹介します。

開催するまでの経緯

そもそもなんでベルリンで開催?という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、実は今年の2月にFringeの子会社であるUniposがベルリンでドイツ支社を立ち上げました! 私もそのタイミングで2月から現地で働いています。

ピアボーナス「Unipos」ドイツの有力メガベンチャーで試験導入開始 〜同時にベルリンに支社を設立しヨーロッパへ進出〜 | News | Journal | Fringe | Be an Explorer

ベルリンではMeetupが盛んに行われており、様々なテーマのMeetupがベルリン各地で頻繁に行われています。 参加者はMeetupアプリを通して定期的にイベント情報を取得し、興味のあるものに仕事終わりに参加します。基本参加費無料で、ピザなどの軽食が提供されるため、気軽に新しい技術のキャッチアップやネットワーキングが行える場として使われています。 また、これらのイベントは基本英語で開催されることが多いです。

ScalaJava、Rust、Pythonなどの言語別Meetupや、Functional Programming、DDDなどのテーマ別Meetupなどバラエティに富んでいます。 規模も100人を超える大きいものから、10~20人の小さいものまで様々です。

弊社Unipos GmbHのオフィスがあるWeWorkでもラウンジを利用してMeetupが開催されることがあります。

今回イベントを自社開催した経緯としては、弊社の支社長佐藤勇志がScalaの新しいMeetupグループを作成した所から始まりました。 作成してから2週間余りで、現在グループのメンバーは100人を超えています!

www.meetup.com

この事からベルリンでのScalaの勢いを感じ、弊社でもこの勢いを後押ししようとMeetupの開催の話が持ち上がりました。

ベルリンのScala事情

ベルリンでもScalaは人気の言語だと感じています!理由としては上記に記載したScalaグループのメンバーの集まり具合に加えて、

  1. Scalaを利用しているベルリンの企業が少なくないこと
  2. 世界最大のScalaカンファレンスであるScalaDaysが定期的にベルリンで開催されていること も理由として挙げられます。

Scalaを利用しているベルリンの企業ですが、有名所でいうとファッション通販の会社であるZalandoがあります。ZalandoのエンジニアはMeetupでもよく見かけます。その他にも、広告系、マーケティング系のスタートアップなどでも使われています。あくまで私の肌感ではありますが、今まで出会ったScalaエンジニアの働いている企業のバラエティを考えると、使っている企業が少なくはないと言えます。

また、ScalaDaysが2014年、2016年、2018年と2年ごとにベルリンで開催されています。 以前、別のScala Meetupグループを主催しているエンジニアに会ったのですが、彼はScalaDaysで登壇した経験があり、ベルリンでもScalaは人気あると言っていました。

Scalaに関するMeetupも頻繁に開催されていて、私も今までいくつか参加したのですが、Reactive DDD、モデリング、FunctionalといったScalaでよく話題になるテーマが多く、先日はZIOに関する発表を聞きました。やはり技術のトレンドは世界共通で日本とトレンドは特に違いがない印象です。

Meetupレポート

今回主催したMeetupですが、「Sushi&Scala」と言う名前で開催しました。名前の通りMeetupでは寿司を提供しました(ベルリンでも寿司は人気です)。

セッションは開催決定から開催日まで日がなかったこともあり、他スピーカーの募集が間に合わず、私一人のセッションでした。 タイトルは「ServerSide Architecture in Scala」で、Uniposで使用しているCleanArchitectureとCQRSを中心に約30分間英語で発表しました。今回のイベントでも参加者はドイツ人は少数で、インド人、ポーランド人、ロシア人、中国人など様々な人種の人が参加しました。

今まで行ったMeetupでもそうだったのですが、発表中にも質問が飛んできました。疑問に思ったらその時に質問して、より深く理解しようとする姿勢はとても素晴らしいと思います。また発表してる側としてもインタラクティブなセッションになって、スピーカーと聴衆が一体感が生まれました。

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発表の様子

発表後のネットワークセッションでは、寿司を食べながらScalaの話で盛り上がりました。cats使ってる?ZIOについてどう思う?など最後までScalaを中心とした技術話をしました。

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発表後のネットワークセッション

所感

英語が堪能ではない私の発表に対しても、真摯に聞いてたくさん議論してもらいとても良い経験になりました。またそのような積極的に議論に参加する姿勢は見習わなくてはならないなと思いました。 これからベルリンでScalaを盛り上げれるように頑張っていきたいと思います。