Unipos engineer blog

Uniposの開発者ブログ

WEB+DB PRESSでScala特集記事を執筆しました

エンジニアの大沼です。

8/24に発売されるWEB+DB PRESS Vol.112にて、同僚の谷口、豊島の3人で『実践Scala オブジェクト指向×関数型』という題で特集記事を執筆しました。Fringe81エンジニアとしては前号に続き2号連続での執筆をさせていただきました。

f:id:fringeneer:20190820204709j:plain

私たちの特集では、Scalaの基本的な文法からアプリケーション作成までを27ページの中に凝縮してお届けしています。 WEB+DB PRESS誌では初のScalaについての特集ということで、Scalaを初めて触る方を対象に、Scalaの基本的な使い方からScalaプログラミングの楽しさが伝わる事を目指して、執筆しました。 特集は5章構成となっており、それぞれの概要は下記の通りです。

  • 1章:Scalaの歴史からScalaを利用するためのセットアップ方法について解説しています。
  • 2章/3章:初めて触る方向けにScalaの基本的な文法からコレクションライブラリ等について解説しています。
  • 4章:Scalaの魅力である型安全、簡潔さ、エレガントが実感できるよう、Scalaの応用的な使い方について解説しています。また最近リリースされた2.13における変更点についても解説しています。
  • 5章:1章〜4章まで学んだ事を活かして、実際にWebアプリケーションを実装する内容

お題としたアプリケーションは一般的なCRUD処理ではなく、遊び心溢れるかつ実用的なお題となっているので、興味を惹かれた方は是非本誌をお取りになってご確認ください。

今回執筆するにあたって気をつけたのは、『代数的データ型』『モナド』のような、はじめて触れる人にとって少し難しく感じられるような言葉を使わないようにした点です。 Fringe81のエンジニアインターンではScalaを課題にしているのですが、Scalaは難しそうだ、という学生さんはやはり多いです。 しかし、いざ開発をはじめてもらうと比較的すぐに手に馴染んで書けるようになったという人をたくさん見てきました。 このような状況はもったいないと思い、読者の方々に「やっぱり難しそうだな」と思われないような表現を心がけました。

私達は日々Scalaを利用してアプリケーションを実装していますが、実用性に富みつつ奥深い、バランスが取れた言語と感じています。またプログラミングしていて非常に楽しい言語です!
分量の都合で書ききれなかったこともたくさんありますが、WEB+DB PRESS誌を手にとっていただいた皆さんにScalaの魅力を少しでも伝えられたら嬉しく思います。

また、同僚の泉によるelm Europe 2019の参加レポートも掲載されています。海外のElmコミュニティの盛り上がりがわかるものになっているので、Elmに興味を持っている方々も是非本誌をとって頂ければと思います!