弊社オフィスでElm Meetup in Summerが開催されました
技術開発本部エンジニアの泉です。 先月末8/25にElm Meetup in Summerというイベントを弊社オフィスで開催しました。
今回のイベント開催は、connpassでの募集開始から一週間と立たないうちに100人もの参加応募があるなど、ここ最近のElmの盛り上がりを大きく感じさせるものとなりました。
前回のElm Tokyo Meetup Vol.4開催ののち、かれこれ1年ほどの歳月が経過しての今回のイベントとなりましたが、弊社もオフィスを六本木グランドタワーへと移転し、より収容人数の大きい会場を提供することができるようになりました。さまざまな意味で時期の温まった素晴らしいタイミングだったのではないかなと思います。
ライトニングトーク
今回はなんと総勢で8人もの登壇者を迎える豪華なライトニングトークとなりました。
弊社からはわたくし泉も運営の傍ら登壇させて頂きました。直近で登壇したのがフランスのパリで開催されたelm Europe 2019でしたので、そこから続けて日本でもElmに関するイベントで登壇ができたというのはとても喜ばしい限りです。
同じくUniposチームでフロントエンド・テックリードを務める同期の海老原も登壇し、Elmのアプリケーション開発で遭遇するモジュール分割をどのように考えていくかというトピックでトークをしました。
パネルディスカッション
今回のミートアップでは特別企画として、Elmをガチで使っている方々によるパネルディスカッションが行われました。
話された内容は、実際の業務でElmを使っていて受ける率直な印象からリアルなツラミなどなど。加えて、Elmのサーバーサイド活用可能性の話からHaskellに至るまでまで幅広い内容で展開されました。
懇親会のようす
みんなお待ちかねの懇親会。ミートアップといえば、やはり懇親会です。
今回のミートアップでは、首から下げるネックストラップにElm歴に応じたカラーシールをつけるという新しい取り組みを行いました。こうすることで、Elmの習熟度に応じた情報交換が促されるのではないかという狙いです。
会場撤収のギリギリまで懇親会は盛り上がりました。聞くところによると、このあとも引き続き参加者たちは夜の六本木でElmについて語り明かしたとのことです。
最後に
世界的に見てもElmはいまだに利用者の少ない言語のひとつですが、一方でコミュニティは非常に親密で、かつ新しくElmの世界へ足を踏み入れる人たちを拒むことのない慈愛に満ちた場所であると私は思います。プロダクト利用をしている経験者から、まだElmに興味があるだけというレベルの方まで、幅広いレベルの人々がElmという共通言語を介して融和しています。
今回のイベントもまた、弊社からボランティアで参加してくれた社員や、コミュニティからの有志ボランティア、そして多くの参加者の皆様に支えられたものとなりました。参加者の多くが、これからまさにElmを始めたい、もっと書いていきたい、というやる気とエネルギーに満ちるような素晴らしいイベントとなったことは間違いありません。
弊社も2年前からElmをプロダクト開発の言語として利用し始め、いまとなっては7万行にも及ぶ大規模なコードベースにまで成長しました。Elmが我々の組織にもたらしたものは、Elmのもつシンプルかつ強力な型システムという「技術的特徴」とその生産性のみならず、その削ぎ落とされたシンプルさから、我々が最も大事にしている「設計」に注力する大きな余裕をチームに与えてくれました。
これからも、日本最大規模のElmアプリケーションを作る会社の矜持としてこのようなミートアップの開催など、コミュニティの成長につながるような支援をしていきたいと思います。
それでは、ごきげんよう